LGBTとALLYのためのHappy Ending CAFE第3回『相続編』

【講師】渡辺由希子(司法書士、ファイナンシャルプランナー、相続アドバイザー)

 

【テーマ】相続

結婚制度による夫婦であれば、財産管理や遺産相続、財産の共有などはガイドラインがあるけれど、同性パートナーや戸籍変更をした人はどうなるのでしょう? LGBT当事者が認知症になった場合や、亡くなった後の財産の行方はどこに? パートナーの後見人になることはできるのでしょうか? 現状の制度の中で、LGBT当事者が財産や資産を共有していくことや自分の意思を尊重していくことを、専門家と共に学びます。

 

【レポート】万が一、自分やパートナーが突然亡くなってしまった場合、財産(子供が居る場合は子供も)はどうなるのか…万が一認知症や意識不明になってしまった場合、パートナーとの生活はどうなるのか…どんなリスクや対応策があるのか。

同性パートナーシップ合意契約書、財産管理契約、任意後見契約、公正証書遺言、死後事務委託契約など、現行の法律や社会制度の中で、自分たちの生活をどこまで守れるのか、また、これらの対策を講じていない場合はどんなことが起こりうるのか。パートナーと2人で家を買う場合の対応策。家族信託のこと。例をふまえたわかりやすい説明でとても勉強になった。相続や後見人に関することは、(LGBTや同性パートナーとのことだけでなく)親兄弟など親族に“万が一”が発生した場合に誰もが関わる可能性があって、決して遠くの話ではない。